かにかまぼこ

瀬を早み 岩にせかるる 滝川の われても末に 逢はむとぞ思ふ

【※更に長文】今だからこそ語ろう。2

 

 

やっぱり気持ちが抑えきれないので、11話〜最終回も書きます。(精神はどうした

 

前回のアップしてから改めて見て思ったのは、私うるせえな笑 普段はこんな喧しいやつじゃないんです。言うなら、すみっこで暮らすのが似合う奴なんですけど、これに関してはダメだ。周りに見ていた人が居なかったってのもあるんだけど、一度語り出したら今もう、体全体がヤバい(やっぱり異常

 

先に言っておきます。この後の話、本当にしんどいからこんなわたしのクソ拙い文章でも多分泣くと思います。

なので、公共機関で読むのはお控えください!(自らハードルを上げる)

※覚えてる限りのことや方言を書きますが、10年近く見ていないので、今ある記憶だけが頼りに書いているのでお手柔らかに、、、。

 

 

〈最終回に向けてもう少し登場人物紹介〉

小日向(岸田) 泉→大河内奈々子さん

→鈴のお姉ちゃん。鈴が太郎ちゃんのことが好きなことにいち早く気づいた明るく優しいお姉ちゃん。晋吉さんと結婚して東京に行きましたが、里帰り出産で岸田家に戻ってきています。

 

小日向 晋吉→西村清孝さん

→泉の旦那さん。序盤では空気が読めない変わった人柄から岸田家みんな(特に太郎ちゃん)に扱い悪くされていました。ちなみに普段は学校の先生をしています。当初、岸田家に戻ってくるのは泉ちゃんだけの予定でしたが、何故か晋吉さんも一緒に。

 

※ここの場面が面白いので紹介します※

泉ちゃんと晋吉さんが一緒に岸田家に。

 

浜子さん「婿さん(晋吉さん)、仕事は?学校はどうしたが?」

 

晋吉さん「産休もらいましたぁ!(手でお腹ふっくらのポーズ」

 

みんな「(手でお腹ふっくらのポーズしながら)もらえるんだ。」

 

泉ちゃん「、、、クビになったりせえへんよね?」

 

晋吉さん「大丈夫大丈夫!うちの校長先生はね?とっても理解のある方なんだ!産休もらえてサンキュー!校長、絶好調!、、、校長絶好調www」

 

勝男さん「コイツに教えられる子どもが気の毒ぜよ、、、。」

 

ね?なかなかうぜえでしょ?

でもね、悪い人ではないんです。だから憎めないんですよね。

 

 

鯖子さん→斉藤由貴さん

→オリオン座のすぐ近くの「鯖塩」という民宿の女将さん。とにかくめちゃくちゃな性格かつ、でっけえ声でいつも街中を練り歩いている。

実は鯖子さんがいつも街を練り歩いているのには理由があって、鯖子さんが若いころ街一美男の漁師さんと恋仲だったが、その人は海が荒い日に漁に出たきり帰ってこない。だけど、鯖子さんは今でもいつか帰ってくると信じていて、今も街を練り歩いているとのこと。

→だから気持ちが分かるのでは?という意味で、一時期美和子ちゃん側についていた感じもありました。

 

山之内の親分→古谷一行さん

→松が居た組「山之内一家」の組長。最初は土佐清水の街を取りしきろうとしたり、オリオン座から毎月多額の金を払わせようとしたり、悪一色な人でしたが、太郎ちゃんや東京の政治家と出逢い、裏の世界から足を洗うことを決めます。美和子ちゃんにとって親戚のおじさん。太郎ちゃんと出逢ったことを美和子ちゃんに伝え、美和子ちゃんは太郎ちゃんの存在を知ることになりました。

 

 

で、どこまで書いたんだ?あ、台本!告白の台本書くって話だよね!!!てか太郎ちゃんさ、一応10年近く九州男児をやってるのに、こういうのがまじでダメで、いざとなったら緊張しちゃう(自らもセリフで言ってる)って可愛すぎてヤバくない?その割には気持ち伝えるより行動に出ちゃって急にキスしようとする時もあるからマジでよく分かんねえよな(満面の笑顔)

 

で、台本作りにめちゃくちゃ盛り上がってはいたものの、ちょっと煮詰っちゃってしまい太郎ちゃんは一旦海辺に向かいます。

そこで思い出していたのは昔の鈴がまだ小さい頃の話。夕暮れに一番星を見つけた鈴が、「あの星をとって、太郎ちゃんの心を照らしたいっちや。本当の太郎ちゃんの心が見えるかもしれないやろ?」と言います。そして太郎ちゃんが続けて言います。「この世の中を変えることが出来るなら、ワシが鈴の世界の太陽の光になっちゃるき。ずっと鈴がキラキラできるよう照らしてやるがぜよ。」というあれ?これってプロポーズだよな?というエピソードが繰り広げられます。(※太郎ちゃん20代前半くらい、鈴10歳くらいだと思ってください。)

 

ちなみに既に分かる方は是非お友だちになりたいんですが、この↑の話、挿入歌「Change the World」の2番の歌詞なんです、、、、、(大号泣)

これ知った時はもう鳥肌たったし、一生この作品を愛そうと思いました。ありがとうございます。

 

で、太郎ちゃんは例の懐中時計を見つめながら言います。

「鈴の太陽になってやらなぁいかんねぇやぁ、、、。」

それを海に投げようとした瞬間、反対側から勢いよく物音がします。

見ると、メリーさんがすごい剣幕で崖の方に向かっていきます。

 

あ、ヤバい。メリーさんの紹介してない、、、。

 

 

メリーさんは、太郎ちゃんや勝男さん(鈴パパ)たちが毎晩通うバーを経営する東京出身のスタイル抜群のお姉さんです。鈴の恋心にも一早く気づき、影でめちゃくちゃ応援してくれていました。そんなメリーさんには、金髪で太郎ちゃんより大柄のロシア(正しい名が未だにわかりません。みんながロシアって呼ぶから笑)という恋人がいて、おめでたいことに赤ちゃんを授かりました。だけどメリーさんがそれを彼に伝えると、急に実家のある東京に帰ってしまいました。みんなは「子ども出来たのを知って逃げたのか、、、。」と思い、メリーさんも泣いて泣いて落ち込みまくっていました。そんな矢先の↑ですよ。ね?ヤバい匂いしかしないでしょ?その想像みんな正解です。メリーさんは崖から飛び込もうとしていました。

 

そこで太郎ちゃんは必死に説得します。

「その子は、みんなで育てればええやろ!ワシがみんなにそうしてもらったように!だから変なこと考えるなや!」

その言葉にメリーさんは泣き崩れましたが、やっと正気になってくれました。

で、メリーさんを立たせて戻ろうとしたその瞬間、懐中時計が太郎ちゃんのポケットから落ちて、それを拾おうとした瞬間、太郎ちゃんは崖から落ちてしまいます。(これ文じゃ全く伝わらないと思うんだけど、一瞬すぎて何度見てもハッ!ってなるんです、、、。)

同時に岸田家では鈴が何かを感じたかのように皿を割ります。(しっかり割れる映像とバリーン!という音もあり)

そしてこれまた同時にメリーさんが岸田家に飛び込んできて助けを求めに来ます。

その後はもう、みんなで必死に朝まで探しました。

夜の真っ暗な海や足場の悪い崖など。

 

結局朝まで見つからなかったんですけど、鈴が浜辺に人っぽいのが流れ着いているのを見つけます。

(最初の出逢いも鈴が見つけて、この時も鈴が最初に見つける、、、泣)

もちろんそれは太郎ちゃんで、手にはしっかりあの懐中時計を持っていました。

鈴と勝男さんが一生懸命呼びかけて目を覚ます太郎ちゃん。良かった。助かった。だけど鈴はすぐに違和感を感じます。太郎ちゃんの自分を見る目が違う。今にも「貴方だれ?」と言いそうな顔。

そして2人に言います。

 

「あの、、、自分は、、、ここで何をしているんでしょうか?自分は一体、、、。」

 

その瞬間、激しい爆撃音と共に頭を抱えて叫びだす太郎ちゃん。勝男さんは必死に落ちつかせようとしますが、鈴は横で「ついにこの時が来てしまった」と言わんばかりに涙を流します。

11話はここで終わります。

 

 

最終回はあの後、恐らく気を失ったであろう太郎ちゃんがもう何日も眠り続けているところから始まります。

岸田家はもちろん、街の人たちもみんな早く目が覚めて、記憶があることを願う毎日。

あ、ちなみにメリーさんの恋人のロシアはちゃんと帰ってきました。東京に住む両親に子どもが出来たことを報告しにいったそう。(マジでそれならちゃんと言ってけよ)

 

で、ここのところあんまり出てこなかった松なんですけど、実は前回(11話)鈴に「日本一の極道になって貴方を幸せにします!」と謎すぎる告白をしますが、「ウチはヤクザとか愚連隊とか大嫌いやき!ホンマにもう関わりたくもないがです。もうここにはこんといてください。」と、大々的にフラれています。

最初はもちろんめちゃくちゃ落ち込みはするんですけど、それなら鈴に認めてもらえるように真っ当な人間になろうと、命がけで組を抜けてきました。もちろんそんなことが簡単に許される訳がなく、身体中ボコボコにされて血だらけのボロボロ状態。それでも鈴に会いに来て、「鈴さん。組抜けて来たぜよ。ワシはもうヤクザやないき。ワシはカタギせよ。」と鈴に言い、体力の限界で一時的に倒れ、病院に運ばれていきました。

ここね、太郎ちゃんも言うんだけど本当に松が男の中の男っていうのと、いかに命がけで鈴を愛しているか分かる場面でして、、、。

それに、これを見て太郎ちゃんも自分もしっかり鈴に想いを伝えないとって思ったんですよね。こっから台本作りを始めるって流れだったので。

 

で、最終回では歩けるまで何とか回復しました。

松が太郎ちゃんが眠る部屋の前まで行くと、鈴がひたすら太郎ちゃんに起きてと訴えかけているとこでした。鈴が松が居ることに気づくと、ちょっと手伝って欲しいことがあると松にお願いをします。

 

松と鈴が太郎ちゃんを背負って来たのは、映画館の座席です。鈴は太郎ちゃんから映画をとったら何も残らないと言い、眠る太郎ちゃんに言います。「いつもみんなのために映画をかけてくれちゅう太郎ちゃんに今日はお返しやきね。思いっきり楽しむがぜよ。」と。

ここが私の第一回目号泣ポイントです。

多分ね?この時もう鈴は記憶うんぬんって言うよりも、とにかく一日も早く目覚めて、生きて欲しいって気持ちのが大きかったんじゃないかなって。(目頭を押さえる)

 

 

その日の夜、美和子ちゃんと山之内の親分が岸田家に来ます。

美和子ちゃんは一晩中つききっきりで手を握りながら、勇一さんが目覚めるのを祈り続けました。もちろん鈴も自分の部屋で一睡もせずに。

 

翌朝、ゆっくりと目を開ける太郎ちゃん。

美和子ちゃんの問いかけに目でゆっくりと辺りを見渡して、繋がれた自分の手をジッと見つめて、

美和子ちゃんに握られた手を握り返します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈2007年最終回リアルタイム時のワイ〉

終わった、、、。記憶戻ってんじゃんうわぁぁぁぁ!!!(大号泣)

 

はい、今のは2007年当時13歳の私が今言いたかった事を代弁してくれました。そうです。これだけでも分かるように、記憶が太郎ちゃんのままなら握り返さないですよね?握り返すというのはつまりそういう事です。そうですはい、おっしゃる通りです!!!!!(落ち着け

 

目を覚ました太郎ちゃんに美和子ちゃんがここに来てからの生活の事を全部話しました。だけど何も覚えていないとのこと。

そして極めつけには、美和子ちゃんと一緒に東京に帰ると言ったそうです。

それを聞いた岸田家のみんなは言葉を失います。もちろんその中に鈴も居ます。

 

でね?これはまじで聞いて?ここで、山之内の親分が「今まで10年間勇一くんがお世話になった気持ちだから」と、勝男さんや浜子さんに大金が入った袋を渡します。でも2人はすぐにこう返します。

 

勝男さん「これは、ワシも男の端くれとして受け取れませんき。」

 

浜子さん「ウチらが面倒を見たのは、勇一さんやのうて、四万十太郎ですき。」

 

 

頼むから一生一緒に居てくれよ(大号泣

岸田家のみんなが10年間一緒にいたのは勇一さんじゃない。四万十太郎だ。その思いに山之内の親分も何か感じたんでしょうね。

 

 

そして美和子ちゃんと山之内の親分は、先に東京に帰ることにしました。親分が美和子ちゃんに言います。「もし、ここの人(岸田家)と話して記憶が戻ったら、、、」

だけど美和子ちゃんはこう言いました。

 

「それならそれで運命ってことだべ。あんな素敵な家族と10年も一緒だったんだよ?最後の時くらい私らが邪魔しちゃなんねえべ。」

※美和子ちゃんは秋田出身です。

 

 

 

松が男の中の男なら、美和子ちゃんは女の中の女ですね。(大号泣

リアタイしていた頃が10代前半だったってのもあるんだけど、美和子ちゃんが嫌で嫌で仕方なかったんです。(太郎ちゃんと鈴の邪魔をするから)

でもこの言葉を聞いて、今まで美和子ちゃんをそう思っていた自分が情けないと当時13歳ながら私は思ったんです。何が言いたいかっていうと、この↑の台詞が10代前半にもしっかり伝わったんです。

やっぱり歌姫ってすげえ(まとめ方雑

 

 

そして太郎ちゃん(勇一さん)は、帰る支度を始めます。で、10年間住んできた岸田家の家をぐるりと回ります。

そして、ついに鈴と顔を合わせます。

目覚めてから初めて鈴に会い、放った言葉は、

 

「どうもこんにちは。お一人、、、ですか?自分、及川勇一と申します。初めまして。」

 

 

はい、第二回目号泣ポイントです。(既に泣いている)

初めましてって、、、いや記憶がね?戻ったから仕方ないのは分かってるんだけど、少し前まで想いを伝えようとしていた人だよ?????なんなら両想いだったのに、、、、。(泣き崩れる

 

太郎ちゃん(勇一さん)は、ここでお世話になった話を全部聞いたこと、美和子ちゃんがお世話になったこと、昔から映画が好きだったから自分がここに居たということもなんだか納得がいくと語り出しますが、そこで鈴はボソッとつぶやきます。

 

鈴「太郎ちゃん、、、。」

 

太郎ちゃん(勇一さん)『、、、え?』

 

鈴「、、、あ、太郎ちゃんって呼ばれてたがです!太郎太郎って!実は、ウチが名付け親ですき!」

 

太郎ちゃん(勇一さん)『あっ、、、。』

 

そこから鈴は太郎ちゃんとの出逢い、今までたくさん可愛がってくれたこと、太郎ちゃんがくれた言葉が全部力になったと精一杯感謝を伝えてその場を去ろうとしました。

 

鈴「今まで可愛がってくれて、、、本当にありがとうございました。(その場から去ろうとする)」

 

太郎ちゃん(勇一さん)「あの!、、、今まで、、、本当にありがとうございました。」

 

鈴がその場から去るまで頭を下げていましたが、

頭を上げた時の表情が、あれ???何その表情????って顔なんです。

え、何か分かった方いますか?あ、もう少し黙っていてくださいね?

 

 

そのあと、映写室に場面が変わります。

そこには落ち込むジェームズが。

中に入ってきた太郎ちゃん(勇一さん)にジェームズが

話します。

そして、注目してください。

 

ジェームズ「自分、ここでお世話になってる神宮寺(ジェームズの本名)言いますき。色々お世話になった者ですき。貴方に出逢えて自分は、、、」

 

「元気にやるがぞ。ジェームズ。映画作るっちゅうでっかい夢、叶えるがぜよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈2007年最終回リアルタイム時のワイ 再び〉

記憶あったぁぁぁぁぁぉぉぉぉぁぉおぉぉぉお!!!(泣き崩れる

 

しっかりと記憶はありました。昔のことを思い出しましたが、ここでの四万十太郎として生きた10年もしっかりと覚えていました。

 

では何故、美和子ちゃんと東京に帰ることを選んだのか。

鈴はすでに知ってしまったのですが、勇一さんと美和子ちゃんの間には、さくらちゃんという娘さんがいます。歌を歌うことが大好きで、ひばりさん(美空ひばりさん)みたいな歌手になりたいそうです。歌が好きだからということはもちろんですが、もう一つの理由は、天国にいるお父(勇一さん)に自分の歌を聴かせたいと言っていたそうです。それを聞いた太郎ちゃんは「これからは娘のために生きる」ことを決意しました。

そのため、ジェームズ以外には記憶があることを言わずに東京へ行こうとしていました。

岸田家みんなにも、もちろん鈴にも言わずに。(号泣

 

ちなみにここで太郎ちゃんは、「ワシの惚れた腫れたなんぞ二の次じゃ。」っていうんですけど、このセリフすごく好きなんです。(どうでも良いから早く進めろ

 

 

ジェームズと別れ、最後にオリオン座を見渡す太郎ちゃん。

その時、勝男さん、浜子さん、泉ちゃん、晋吉さんが来ます。

 

勝男さん「あの、、、もう行かれるがですか?」

 

太郎ちゃん「あ、、皆さまには本当にお世話になったみたいで、、、。」

 

勝男さん「お元気で、、、お元気で頑張ってください。」

 

泉ちゃん「遊びに、、、遊びに来てくれて構わないですきね。」

 

晋吉さん「本当に、、、ありがとうございました。」

 

浜子さん「体に気をつけて、、、体にきいつけるがで!」

 

太郎ちゃんは気持ちが込み上げてきてしまう前に立ち去ろうとします。すると目の前に鯖子さんが現れ、言います。

 

鯖子さん「太郎。太郎!!!(手を握る)楽しかったねぇや。ほんっまに、楽しかったねぇや!頑張るがぞ。頑張るがそ!!!!、、、頑張るがぞ。」

 

この鯖子さん、↑でも少し書いたようにとにかくいつもは「!?」的なことばっかりするなかなかやばい方です。そんな姿に太郎ちゃんもよくツッコミを入れたり、たくさん笑わせてくれました。

そんな人が急に最後、真剣な顔をして、まるで母親かのように頑張るんだよと言ったんです。

私、ここがもうダメなんですよ。見るたびに泣いています。

 

太郎ちゃんは気持ちを必死にこらえながら、オリオン座から出ると、外には松が立っていました。思わず松は「あっ、、、。」と言いますが、太郎ちゃんは松をじっと見つめて無言で去ります。

だけど太郎ちゃんはわすがに口角を上げていました。それに気づいた松は、「、、、え?」と言います。

これね、ネットニュースで歌姫の最終回についてまとめてたの見たんですけど、ここのわずかに口角上げたのは、「鈴を頼む」っていうサインだったんじゃないかって、、、あ、ダメだ。駅なのに泣きそう。(上を見上げる)

 

そして、浜辺近くのバス停からバスに乗り込もうとする太郎ちゃんの前に、土佐清水の仲間みんなが大きな声で「太郎ーーー!!!」と呼びます。

それを思わず見る太郎ちゃん。だけど、応えることは出来ないので、無言のままバスに乗り込みます。同時に、太郎ちゃんを呼ぶ声は、「フレー!フレー!たーろう!!!」と応援に変わります。

太郎ちゃんがバスに乗り込み、バスが発車してもみんなは呼び続けます。

 

その頃、同じ浜辺で泣き崩れていた鈴にみんなの呼ぶ声が聞こえて、顔を上げると、太郎ちゃんが乗ったバスが目の前を通り過ぎます。思わず鈴は立ち上がり、そのバスを一生懸命追いかけました。

そして、一緒懸命呼びます。

 

鈴「太郎ちゃん!!太郎ちゃん!!」

 

一生懸命走りながら太郎ちゃんを呼ぶ鈴の声、

太郎ちゃんにはしっかり届いていました。

だけど振り返ることは出来ません。

ひたすら歯を食いしばって振り向きたい気持ちを押し殺します。

 

同時に今までの鈴とのやり取りの声が流れます。

 

幼い頃の鈴の声「太郎ちゃんはどこから来たが?」「ウチが太郎ちゃんのお嫁さんになっちゃるき!」「ずっとずっとウチの太陽でおってな!太郎ちゃん!」

 

ここで太郎ちゃんも思わず堪えきれず車内で涙を流します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みんな大丈夫??わたしはもう無理だわ。あ、鼻水出た。(何で書こうとした)

 

ちなみに↑のネットニュースのタイトルですけど、「平成ドラマ史に残る切ない結末」ってやつで何と比べたのかは知らないですけど、歌姫が1位だったんです。いや、逆にこれ以上があるなら持ってこいって話なんですけどね。(何で喧嘩腰

 

 

戻ります。同じ頃、映写室で呆然としていたジェームズはあるものを見つけます。

そうです。太郎ちゃんが書いた鈴への告白の原稿です。前回、前回?告白の台本をまず太郎ちゃんが作り、ジェームズが手直しをするという約束をしていたの覚えてますか?その台本です。

 

ジェームズは岸田家のみんなにその台本と、その話をしました。

それを聞いた浜子さんと泉は言います。

 

浜子さん「太郎は、、、あん子は、鈴と一緒になりたかったがか、、。」

 

泉「鈴の想いは届いちょったがやね、、、。」

 

※号泣ポイントのお時間ですが、鯖子さんの「頑張るがぞ!」のあたりからずっと泣いているので、もはや今はいくつ目なのかもうわかりません。

 

勝男さんはジェームズに言います。

「読んで、、くれるがか?」

 

ジェームズはゆっくり読み始めました。

(途中から太郎ちゃんの声に変わります)

※10年近く見ていないので残っている記憶をそのまま書きます。

 

 

港に佇む鈴。

そこへ、口笛を吹きながらやってくるワシ。

ワシは、コートの襟を立てちょります。

 

(場面はバスの中で泣く太郎ちゃんと、泣きながら来た道を歩いて帰る鈴)

 

鈴がワシに気付きました。

「太郎ちゃん。こんなとこに呼び出して何のようや?」

 

ワシはタバコに火をつけます。すると鈴は言います。

 

「タバコの吸いすぎは体に毒やき!」

 

ワシはタバコを海に捨てました。

するとまた鈴は言います。

 

「タバコを海に捨てたらいかんやろ!」

 

「、、、ごめん。」

 

今日は、鈴の言うことを聞かないといけません。

なぜなら、これから鈴に告白をするからです。

 

(場面は太郎ちゃんと鈴の今までの楽しかった日々を振り返ってます。)

 

「話というのは、これからのワシらの将来についてや。」

 

「、、、太郎ちゃん、、、もしかして、、、。」

 

「おまんに、嫁さんになってほしいがじゃ。」

 

「誰の?」

 

鈴は言いました。

 

「ワシのじゃ。おまんにワシの嫁さんになってほしいがじゃ。」

 

鈴はびっくりした顔をしています。

ワシは恥ずかしいけど頑張ります。

 

「ワシは、おまんを幸せにするぜよ。」

 

ワシは本当に鈴を幸せにしようと思います。

2人で仲良くオリオン座を、社長(勝男さん)や奥さん(浜子さん)を支えていきたいと思います。

 

(場面は台本を聞きながら泣く岸田家のみんな)

 

それからもう一つ。

 

「どうか、ワシの子どもを産んでください。」

 

子どもは男の子だったら旭、女の子だったらルリ子がいいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みなさん無事に生きていますか?わたしの気持ちは心肺停止です。(意味不明

 

 

はい、ここで昭和時代の話は終わりです。

え、何言ってんのかって?

あのー実はですね、1話の冒頭約15分って現代のお話なんですよ。

 

ちなみにその1話の現代パートは、小泉 旭(長瀬くん)という一人の男性がいて、開始5分弱で婚約者に逃げられます笑

そして旭くんは、歌手で母親の清川さくら(ジュディ・オングさん)のマネージャーをしていましたが、旭くんのおじいちゃんが亡くなり、さくらさんは「もう歌う意味がなくなった」ということで歌手を引退することになり、職まで失うことになります。

はい、みなさんもう分かりましたね?

さくらさんは勇一さんと美和子ちゃんの娘さん。

旭くんは勇一さんと美和子ちゃんの孫です。

 

さくらさんは、オリオン座がもうすぐ閉館するという手紙を見て、最後の上映となる「歌姫」という映画を見てきなさいと、旭くんに言います。

 

そしてさくらさんは、「おじいちゃんの形見。大事な、大事な宝物だから。」と言い、あの懐中時計を旭くんに渡します。

 

何で?わざわざ?こんなん見て何になるの?

仕方なく言われるがままに、旭くんは土佐清水のオリオン座へ向かいます。

 

そこで出逢ったのは、松中さんという男性。

旭くんは「何でこの映画が最後なのか」と聞くと、死んだばあさんの遺言だと松中さんは言います。

はい、これに関してももう分かりましたね?

あ、でももう少しだけお待ち下さい!

 

そして、映画を見る直前に映画のパンフレットを見始め、太郎ちゃんらしき男性が自転車をこぐ後ろ姿の写真に引きつけられて、、、、という感じで昭和パートに入っていきました。

 

 

で、最終回はというとですね。

旭くんが映画を見終わった後の話になります。

(場面はさくらさんが松中さんと電話をしています。)

ちなみにあれから旭くんは、映画が好きになり、映画会社に再就職をします。

(おじいちゃんの遺伝ですね。)

毎日大変そうではあるけれど、頑張っているとさくらさんは嬉しそうに話します。

 

そして、松中さんは言います。

「さくらさんにそれだけ喜んでもらえたなら、母も草葉の陰で喜んでいると思います。」と。

場面は、綺麗な海沿いに建てられたお墓。

そこに刻まれている名前は、「松中 鈴」

はい、そうです。あれから松と鈴は結婚しました。

松中さんは松と鈴の息子さんです。

 

ちなみに歌姫の映画は、あのジェームズが作り上げました。

あんまりヒットしなかったみたいですが。(小声)

 

 

そして、とある日の夜。

人がたくさん行き交う広場で、旭くんは誰かと待ち合わせをしていました。キョロキョロと辺りを見渡します。あの人かな?後ろを見ずに下がったその瞬間。

 

「「あ!」」

 

旭くんはある女性とぶつかります。

そしてその瞬間、その女性がつけていた真珠のネックレスが壊れて、地面に落ちてしまいます。

あー!ごめんなさいと言いながら、落ちた真珠を一生懸命拾う旭くんと女性。

言うまでもありませんが、鈴と顔が全く一緒の女性です。

 

そしてその女性は言います。

 

「これ、古いものなんで気にしないでください。バッタもんらしいしこれ。」

 

旭「いやいや、、、どこか行かれるんじゃなかったんですか?」

 

「あ、いえ!ここで、、待ち合わせをしてて。」

 

旭「あ、そうですか、、、あれ!?もしかして、、、松中、、、ルリ子さん?」

 

「小泉、、旭さんですか!?」

 

旭「はい!」

 

たまたまぶつかった女性は、松中ルリ子さん。

そうです!!!!(いきなりテンション爆上がり)

オリオン座で出逢った松中さんの娘さん。

松と鈴の孫です。

旭くんはオリオン座にあの懐中時計を忘れてしまい、ルリ子さんと待ち合わせをして返してもらう約束をしていました。

 

ルリ子「良かったぁー!はいこれ!(懐中時計を渡す)」

 

旭「あー、すみません。ありがとうございます。」

 

ルリ子「いえ!それじゃあ!」

 

旭「、、、、あっ!」

 

ルリ子「、、、え?」

 

旭「いや、、、あの、、、この後良かったらお食事でもいかがですか、、、?お礼というか、、、ネックレス壊しちゃったお詫びと、、、いうか、、、。」

 

ルリ子「(めちゃくちゃ嬉しそうな顔で)何かごちそうしてくれるんですか!?」

 

旭「喜んで。」

 

ルリ子「、、、嬉しい!」

 

旭「、、、え?」

 

ルリ子「あ、、、実はわたし今日誕生日なんですけど、、、一人だったんで、、、。」

 

旭「そ、それだったらなんでもおごりますよ!何が良いですか!?」

 

ルリ子「じゃあ、、、カレー!」

 

旭「え?」

 

 

、、、、あ、はい、全部説明させてください。(久々に場面を思い出してニヤニヤしてました)

 

多分言ってなかったと思うんですが、7話〜8話くらいに太郎ちゃんが美和子ちゃんにこんな事を言いました。

 

「惚れちょった男に惚れぬいて、惚れぬいて惚れぬいて惚れぬきゃあ、きっといつか必ず出会えるがぜよ。生きちゅう間に出会えんでも、生まれ変わったら必ず出逢えるがぜよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うわぁぁぁぁぁ!!!!!!ホントだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ(泣き崩れる

 

当たり前かもですけど、お別れしてからも太郎ちゃんと鈴は互いを想い続けていたんです。

だから、互いの孫が現代で出逢えたという訳ですね。

しかも2人が大切にしていた懐中時計と真珠のネックレスが2人を、、、、出逢わせて、、、、(大号泣)

 

はぁー、、、で!最後ルリ子ちゃんが嬉しそうにカレーと言ったとこなんですけど、これも端折ってすみません。カレーは太郎ちゃん&鈴にとって大切な物なんです。カレーは太郎ちゃんの大好物で、いつも浜子さんが美味しいのを作っていましたが、ある日いつも通り美味しいカレーだと思っていたら、それは鈴が作ったと浜子さんは言います。

 

それまで鈴は料理が大の苦手で、なんだったかな?ハンバーグだったかな?を、もう犬のフンみたいに作り上げるような子だったんですwwwwww

(ちなみに味も最悪だったみたいで、一口食べた太郎ちゃんと勝男さんは倒れましたwwwwww)

 

そこから見事に腕を上げた鈴は、カレーも浜子さんと同じくらい上手に作れるようになりました。

その後、随所随所でカレーは出てきます。

7話くらいだったかな?

太郎ちゃんが本当に美和子ちゃんの旦那さんだったと確信した鈴が涙を流していた時に、たまたま通りかかった太郎ちゃんが、頬に何かついていると自分の首にかけていたタオルで拭いてあげます。

これさ、自分が首にかけていたタオルで拭いてあげるってのがまたヤバいんですよね。。。え、分からない?なんでよ?(謎のキレ方

 

で、ちょっとここあんまり覚えてないんですけど、吹いてあげてる時にカレーの話になって、太郎ちゃんは言います。

 

「鈴のライスカレーは絶品やきね。」

 

絶品、、、、あれだけ鈴の料理を食べ物じゃないと言っていたのに、、、、本当に無意識イケメンの太郎ちゃん、、、大好きです。(いきなりの告白)

 

ちなみに告白の台本を作っていた11話の夜ご飯もカレーでした。太郎ちゃんは大好物のカレーを後回しにしてまで、告白の台本を作っていました。

(素直に夕ご飯の時間に食べていたらまた何か違う運命だったかもしれないですね、、、。)

 

 

 

 

 

以上です!!!!!(拍手

ていうか、昭和から現代の繋がり最強すぎるでしょ!??全部繋がっていたんです。(号泣

直近で鬼滅も見ていたのと、元々輪廻転生的なの好きだったんですけど、鬼滅見て歌姫を思い出して、長瀬くんがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!となり、今こうやって書いてるという感じです。

 

ちなみに今、何文字くらいかと思ったらまさかの1万2000字越えwwwwww 

改めて自分の愛の重さにドン引きしました。

 

ただ、前回も言いましたが、放送から今年で14年経ちますが、未だにこれを越す作品には出逢っていません。

きっと今後も、もしかしたら歌姫以上には出逢わないかもしれないです。いや、分からないけど。

 

ちなみに一番最後の場面では、旭くんとルリ子ちゃんが楽しそうに2人で歩きながら街に消えていきます。

2人が無事にくっついたかはご想像にお任せしますかのような終わり方でしたが、まぁ、、、大丈夫でしょう。

おじいちゃんとおばあちゃんが見守ってくれているはずなので。

 

 

いやーーー楽しかったなぁぁぁぁーーーこんな思いっきり語るとかしたの初めてだったんですけど、やって良かった!!!

 

あ、前回も告知させていただきましたが、

長瀬くんは現在、TBS金曜22時ドラマ「俺の家の話」に観山寿一役として、日々能にプロレスに介護に、全力で頑張っています!!!

 

クソ親父こと、観山家宗家 寿一の父 観山寿三郎は、みんな大好き西田敏行さん。

寿一の妹、舞は江口のりこさん。

弟、踊介は永山絢斗くん。

観山家と関わる寿三郎の専属ヘルパー志田さくらは戸田恵梨香ちゃん。

舞の息子 長田大洲は、なにわ男子の道枝駿佑くん。

寿一の息子 観山秀生は、ジャニーズJr.の羽村仁成くん。

舞の夫、大洲の父 O.S.Dは、ロバート秋山竜次さん。

寿三郎の弟子養子の寿限無は、桐谷健太くん。

 

 

やばくないですか?どうやってこんな集めた?ってくらいの面々じゃないですか?

それに、能✖️プロレス✖️介護って?????となるかもしれないし、私も最初はそんなんあるか?って思ったんですけど、それはもうね、さすが宮藤官九郎ですよ。見事に全て繋がってるんです。

しかもこれをドラマにするまで5年?くらいかかったらしいですからね。そりゃあこんな恐ろしいドラマになる訳ですよ。

ぜひ皆さんも楽しんでいただけると幸いです。

 

 

あ、あ、あ、最後にこれだけ言わせて!!!

歌姫も太郎ちゃんもこれからもずっとアイシテマーーース!!!!!

お疲れ様でした!!!!!